マヌカハニー詳細のご案内


資料:科学技術振興事業団 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所による) 詳細参照

ピロリ菌感染による消化性潰瘍の発症について

上の図はピロリ菌の毒素で胃壁を保護している上皮細胞が剥がされて起こる胃潰瘍の発症を分かりやすく図解したものです。
つい最近まで胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器疾患の原因としてストレス、遺伝体質、性格、不規則な生活習慣さらにはタバコやお酒の飲みすぎなどの不摂生がおもな原因であると言われてきました。
そして、胃の中は強い酸のためどんな菌も生存出来ないとされてきました。ところが、1983年オーストラリアの研究者によって胃内に生存する菌、ヘリコバクターピロリが発見され最近までの慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の発症原因やその治療方法が180度くつがえされてしまいました。(発見者の2教授に2005年度ノーベル生理医学賞が授与されました。

胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など慢性的な炎症でおこる潰瘍は、全てピロリ菌が根源的な原因であることが突き止められたわけです。
胃部位の発がんは日本で最も多いガンの一つで、つい最近まで遺伝的原因や塩分の多い食生活、焼き魚などに至るまで色々なことが問題とされてきました。

ところが、そうした事と発がん性との因果関係はほとんど無く、最大原因は日本に非常に多く蔓延しているピロリ菌によるものであることが近年になってやっと解明され、また、胃や十二指腸に限らずピロリ菌が他の重大な臓器疾患の原因も疑われています。
1994年に疫学的調査から国連にある世界保健機構(WHO)の国際ガン研究機関はピロリ菌を発がん性物質に指定しました。細菌が発がん性因子に指定されたのは他に例の無い事です。

日本は欧米諸国と比べピロリ菌の感染者が非常に多い原因として次のことが考えられます。 上下水道はじめ汚水処理設備が完備していなかった時代、また、衛生面での関心が薄れた戦中、戦後の動乱期に幼少期を過ごした世代のピロリ菌保菌者がもっとも多いとされています。45才以上では70%の人が、60歳以上は80%が保菌者であると推定されています。日本人のピロリ菌による感染率は人口の約半数といわれ先進諸国中で突出した蔓延国で極めて感染率が高いと推定されています。

ピロリ菌保菌者は十二指腸潰瘍も含め消化性潰瘍発生のリスクが非常に高くなることが明らかで、これに対しストレスなどが原因で起こる急性胃潰瘍は、胃潰瘍全体の約1割です。一方、ピロリ菌感染が原因の慢性胃潰瘍は、なんと胃潰瘍全体の9割にも上ります。
また、十二指腸潰瘍はピロリ菌に感染しなければ起こらないとまで言われています。こうした疾患は幼少期のピロリ菌による持続感染によって数十年もかけゆっくりと確実に進行していた事がピロリ菌発見によって明らかにされました。

もちろん、すべてのピロリ菌感染者が胃潰瘍や胃部位の発がん性を認めるわけではありません。しかし、少なくともこの菌に感染していれば胃潰瘍や発がん性の発生リスクが非常に高くなることが、つい最近、京都大学大学院消化器内科によって実証されました。『細菌が原因で発がん性を認める唯一の例』として、これまで知られていなかった新たな胃部位への発がん性に対するメカニズムの解明が大きな注目を呼んでいます。(下段の毎日新聞の報道参照

ピロリ菌に感染⇒慢性胃炎⇒潰瘍、萎縮性胃炎⇒胃悪性リンパ腫そして発がん性、こうしたリスクを避ける為にはピロリ菌の除菌が急務で根本原因を取り除かなければいつまで経っても治りません。つい最近まで医療機関から処方された薬で確実な治癒ができたという話を聞いた事が無いのも頷けます。
また、同時に不確実な処方と苦痛それに経済的負担を長い間、強いられてきた事も事実だと思います。それはこれらの疾患に対し根本原因が解らなかったため抜本的な治療法がなくヒスタミンH2受容体拮抗薬のH2ブロッカー(製品名ガスターなど)やプロトンポンプ阻害薬ランソプラゾール(製品名タケプロンなど)という胃酸分泌抑制薬などによる対症療法などが中心だったからです。
こうした療法を受けても根本的な治療では無いため非常に高い確率で再発を繰り返すだけで、それがつい数年前までの療法だった分けです。

腰の重い政府もピロリ菌除菌の必要性を近年になりやっと認め慢性胃潰瘍または十二指腸潰瘍と診断が下った患者に限り抗生物質によるピロリ菌除菌の保険が適用されるようになりました。その除菌方法として複数の抗生物質が使われますが強い副作用などが懸念されると共に、最近は抗生物質による薬剤耐性菌(ピロリ菌が抗生物質に対し多剤耐性を獲得)の出現で除菌率が大幅にしかも短期間で加速度的に低下しこの先、こうした問題は非常に憂慮される処です。(下段の読売新聞の報道参照

また、保険適用が慢性の胃、十二指腸潰瘍患者のみに限られ、その前段階のピロリ菌による慢性胃炎などに対して除菌の為の保険が適用されない理由について、一説では我国の慢性胃炎患者の数は非常に多く、こうした治療に抗生物質を使用した場合、恐るべき数の耐性菌が出現してしまうからであるとも言われています。

ピロリ菌除菌には通常の疾患と比べ抗生物質を多量にしかも長めの服用となり有用菌まで無差別に攻撃することによって腸内細菌バランスを崩し健康に大きく影響してきます。
肝機能障害、逆流性食道炎、カンジダの発症、血便、下痢、腹痛、吐き気など様々な副作用のリスクも大きく、こうした症状がでた時は直ちに治療を中止しなければなりません。中止により耐性菌をつくり出すリスクがより大きくなります。 

ピロリ菌が耐性を獲得した場合、除菌がより困難となり他の抗生物質を再度使用する事になりますが、除菌率の低下と身体へのダメージは計り知れないものがあります。
最も問題なのはまだこの菌の発見から年月も大変浅く充分に解明されていないにも関わらず、どこの医療機関でも安易に抗生物質が使用されている事です。その結果ピロリ菌の薬剤耐性が高度化し更に抗生物質が奏効しないといった悪循環となり、今後、大きな問題が生じて来るのは確実です。欧米諸国と比べとりわけ抗生物質の処方が頻繁とされる日本の医療機関と製薬会社の良識が問われる事になるでしょう。

このように抗生物質の濫用により薬剤耐性を獲得した菌は勿論、ピロリ菌だけではありません。現在では何処の医療現場にも寄生し抗生物質が奏効し難く大きな問題となっている院内感染菌MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や多剤耐性が極限にまで達し全ての最新の抗菌剤が無効となってしまったVRSA(バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)、つい最近では多剤耐性緑膿菌など高度耐性菌類の蔓延が非常に恐れられています。こうした事も医療機関による抗生物質の濫用や誤った処方に他ありません。当たり前のことですが薬剤耐性菌は薬剤の使用によって出現します。従って抗生物質の利用に賢明であればこうした問題は解決できる(た)はずです。

赤痢菌のもつ毒素遺伝子がバクテリオファージ(細菌に感染するウィルス)によって大腸菌に導入され、通常の大腸菌が赤痢菌と同じ強毒のベロ毒素を産生する病原性大腸菌0-157に変異していったとされる経緯があります。
このように、”動く遺伝子”として菌種の壁を越え薬剤耐性遺伝子が遺伝情報として菌から菌へ急速に伝達されます。抗生物質の濫用により薬剤に対抗する菌類の出現が非常に憂慮されています。耐性遺伝子がヒトの常在菌である黄色ブドウ球菌や緑膿菌を高度薬剤耐性菌に変えてしまう事により難治性疾患の幕開けとなりつつあります。また、これらの菌はもともと人体に存在する常在菌ゆえに、この常在菌叢に薬剤耐性遺伝子が侵入してくると急激な蔓延の可能性が極めて高く大変深刻な問題となってきています。

現状のように抗生物質を安易に使用し続ける限り、これらの高度薬剤耐性菌に対する治療薬が無いことから医療上の脅威となり、特に抗生物質の使用を前提とする様々な手術に大きな障害となり大変危惧されています。

こうしたことから抗生物質を頼りとした治療方法にはもはや限界があり、抗生物質万能の時代はとうに終焉を迎えたようです。

製品案内

株式会社テクノートニュージーランドオフィスは健康上の理由でお悩みになり、このホームページサイトを訪れて頂きましたお客様の心境を充分理解させていただき、ご期待に背く事が無くどなたが利用されても必ず満足いただける製品の提供に尽力させていただいております。

弊社が当地ニュージーランドで採取し供給する活性マヌカ生蜂蜜ストロングマヌカハニー(以下、略、本品)は天然の抗菌、抗ウイルス、抗癌活性物質として極めて稀に見る薬剤をも凌ぐ非常に強い活性作用があります。しかも化学薬剤に見られる様々な副作用や細菌の薬剤耐性化などによる身体へのダメージが全くありません。それは天然の抗菌剤である本品と人工の抗菌薬との最大相違点であり本品の大きな特長です。
また、薬剤である抗菌剤との作用機序(殺、静菌のメカニズム)が異なる為、抗生物質などによって薬剤耐性を獲得した多くの病原菌類も本品に対する感受性が顕著です。ピロリ菌のみならず広域な感染症の起因菌にも効力があり、その治癒や予防に大きく貢献しています。特に我国では前述の通り抗生物質の使用頻度が高く、抗菌剤の乱用により薬剤耐性菌が出現する中、難治性の感染症が増加の一途をたどっています。一方でこの蜂蜜特有の天然の抗菌、抗ウイルス、抗癌活性効果がオセアニア、欧米を中心とした諸外国の臨床現場で認められてきています。
代表的な天然食品である生蜂蜜にこのような特異性を発見して以来、世界的に注目が集まっています。現在、弊社製品には活性強度の異なる以下の4種類5製品を提供させていただいております。

製品一覧
製品画像
活性強度 39+ 33+ 31+
メチルグリオキサール含有量 MGO1100+ MGO900+ MGO860+
容量 500g 500g 500g
メチルグリオキサール
含有量分析書
商品に分析書同梱
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商品に分析書同梱
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製品一覧
製品画像
活性強度 27+ 27+
メチルグリオキサール含有量 MGO720+ MGO720+
容量 500g 250g
メチルグリオキサール
含有量分析書
商品に分析書同梱
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全製品に天然メチルグリオキサール(Methylglyoxal)含有量試験分析書(日本語翻訳付き)が商品に同梱されますのでお買い上げ品の活性強度数値確認ができます。

お客様の声
600名様以上におよぶリターンご利用者の報告をご参照ください。

抗菌活性

上記ご案内の弊社製品はヨーグルトなど、ある種の菌を利用しての食事療法やその他、漢方薬、サブリメント、健康食品などとは異なります。明確な強い天然の抗菌、抗ウイルス、抗癌活性と選択毒性(病原菌・ウィルスのみに毒として働く)により、有用菌を保護し有害菌、病原菌類に顕著な抗菌作用を発現します。胃腸など消化器内の有害菌や咽頭、口腔、皮膚疾患など広域スペクトル(殺菌、静菌における広い有効菌種)を有する事によって広域疾患の原因菌を排除することができます。それにより健康維持の効力があり、天然の抗生物質と呼ばれております。ご案内品の活性力につきましては産地ニュージーランドの分析機関によって試験分析されることにより、その確認と説明が出来ます。

弊社製品ストロングマヌカハニーの活性度指数を表す強度は本品の活性物質天然メチルグリオキサール(Methylglyoxal)の含有量測定によって確認されます。
【活性強度】測定は天然メチルグリオキサール含有量によって確認されます。この測定結果を消毒液のフェノール(石炭酸)希釈率との相関によって算出されます。【活性強度】の次に続く数値は消毒液のフェノール希釈%に等しい数値となります。例えば弊社最高ランク品の【活性強度39+】【メチルグリオキサール1142mg/kg】はフェノール希釈消毒液39%以上と同等な抗菌活性力があるということです。フェノール希釈消毒液39%を実際に飲んでしまったら大変な事になってしまいますが、本品の抗菌、抗ウイルス、抗癌活性の作用機序(作用メカニズム)は薬剤とは全く異なるためそのようなことは起こりません。

まず、製品詳細のご案内にさきがけまして本品の弊社、活性マヌカ生蜂蜜ストロングマヌカハニーにおける抗菌活性作用が如何程のものかをフェノール消毒液を基準に下記へご案内させていただきたいと思います。
以下は消毒液としてのフェノール溶液の用法例ですが、いかに弊社製品が抗菌活性力に富んでいるかがお分かりいただけます。また、抗菌スペクトル(有効菌種の範囲)においても非常に広域な為、多くの感染症の治癒、予防やその他にピロリ菌除菌はもとより腸内有害菌類に作用(後述)し体質改善にも長期に渡り安全にお役立ていただけます。

医療機関に於けるフェノール消毒液の用法例(希釈%)
手指、皮膚の消毒 1.5%~2%
医療用(手術、病室、器具など)の消毒 2%~5%
排泄物の消毒 3%~5%

また、近年ヨーロッパで活性マヌカ生蜂蜜中に発見された抗菌、抗ウイルス、抗癌活性度物質、天然メチルグリオキサール*(Methylglyoxal)の含有量測定の実施され弊社規格を満たした製品をご提供しています。天然メチルグリオキサールの含有量測定は活性強度の裏付けと確認につながりますので製品についてのより信頼性が増します。このように弊社では唯一、弊社独自の確認試験をニュージーランドを代表する分析所で実施しております。より確実性のある製品のご提供によって顧客様が製品の効果を確実にご実感いただいております。そして、特記すべき事にこの製品の最大特長であり有効成分の活性物質、天然メチルグリオキサールの含有量がどの製品も突出して高い含有数値を誇ってることです。通常、販売されるアクティブマヌカハニーの天然メチルグリオキサールの含有量は100から最高で550mg/kgに対し弊社製品720mgから1100mg/kg以上でその突出した活性力グレード品は産地ニュージーランドでも全く販売されていません。このようにハイグレード品はどなたが、いつ摂取されても少量で即効性が確実にご実感いただけます。

*天然メチルグリオキサールの詳細はこちら
天然メチルグリオキサールと抗菌活性度との相関関係の詳細はこちら
天然メチルグリオキサール含有量における一般商品と弊社製品の比較はこちら

上記の通り弊社製品ストロングマヌカハニーは【活性強度27+】【メチルグリオキサール含有量727mg/kg】から【活性強度39+】【メチルグリオキサール含有量1142mg/kg】まであり、この内、4種ある各製品は殺菌剤フェノールの27%から39%以上の溶液に相当する驚くべき抗菌活性力*2を備えています。

*2製品の活性力については量産品とは一線を画し、容器詰が終わった製品からランダムサンプリング⇒無作為検体抽出法で微量ずつ抽出して得た総合検体の分析により活性強度数値の信頼性を極限まで追求した品です。

そして、本品の大きな特長として通常の消毒液(フェノール2%溶液)の約13倍~20倍(活性強度27+~活性強度39+)の驚異的な抗菌、抗ウイルス、抗癌活性力がありますが、身体に必要な有用菌類まで攻撃してしまう抗生物質のような化学薬剤に見られる欠点がなく耐性菌の出現、腸内細菌環境の破壊、肝機能障害など化学薬剤に見られる副作用などによる一切のダメージがありません。また、抗生物質によるピロリ菌除菌が失敗し薬剤耐性を獲得した菌類に対しても本品は作用メカニズムが異なることから多くの顧客様や医師、獣医師など医療現場からもご支持をいただいております。

こうした特性をもちながら全く通常の生蜂蜜として安全に摂取でき、重大疾患から児童の虫歯予防に至るまで利用できます。大変美味しい天然蜂蜜で、薬剤をも凌ぐほどの抗菌、抗ウイルス、抗癌活性作用をそなえる他の食品には見られない2面性をもった100%天然の理想食品です。また、本品に含有される天然メチルグリオキサールの高い抗菌、抗ウイルス、抗癌活性作用と抗酸化作用は健康維持には必要不可欠な物質と位置づけられます。

本品はニュージーランド、オーストラリアに広く分布するマヌカ木系の花蜜よりたくさん採れる食卓用のマヌカハニーとは異なりその用途が明確な治療目的専用に採取された医療用蜂蜜です。
近年問題となっている十二指腸潰瘍、胃潰瘍、発がん性の原因菌であるヘリコバクターピロリ(ピロリ菌) に対する高い殺菌効果が学術的に実証されています。また、ピロリ菌除菌以外にも広域な感染症や糖尿病の併発症による難治性皮膚疾患、長期療養患者の床擦れによる皮膚疾患などの治療にオセアニア、欧米での医療現場で積極的に利用されています。弊社製品は医療専用に利用される事から非常に細かい活性マヌカ生蜂蜜結晶を微量混入しこれを結晶母核として皮膚などに塗布し易い粘度に誘導され皮膚疾患などにも対応させてあります。

一般に健康な人の腸内には約300種総数で100兆個もの腸内細菌がバランスよく住みつき排泄物重量の3分1は細菌だと言われております。この中には色々な性質の菌がいて夫々の領域で共存し、これらの菌類によって食物が分解吸収され、健康はこうした細菌類によって成り立っているといっても過言ではありません。健康でいる為には如何に有用な菌類を腸内で安定的に増やし有害菌や病原菌の定着する領域を与えることなく、速やかに排出してしまうことが重要になります。

化学薬剤は効果的ですが、選択毒性についても広域な薬剤が多く(多種類の菌を殺す)人体にとり必要な有用菌まで攻撃し腸内の細菌バランスにダメージを与えてしまいます。
こうした事が消化器内に毒性物質産生菌、病原菌類などが定着する為のスペースを与え、増殖させたり、普段無害な日和見菌が有害菌に転じてしまう菌交代症(偽膜性大腸炎、カンジダなど)の原因になってしまいます。

特に最近の抗生物質は広範囲の疾患に有効性がある薬剤が多く使用されています。こうした広域スペクトラム抗菌薬(有効菌種が広域な抗菌剤)は標的以外の有用菌にまで毒性を示してしまいます。また、このような薬剤の使用は抗生物質のストレス環境下でも生存できる菌類を選択してしまい薬剤に対抗する菌類を生んでしまう重大な欠陥があります。薬剤耐性菌といわれるもので、冒頭ご案内の通り、近年多くの抗菌剤に耐性を獲得した多剤耐性菌類の出現が増加の一途をたどっています。化学薬剤が奏効し難く抗生物質で治癒可能な疾患が限定的となる症例が多く大きな問題となって来ています。

本品は薬をも凌ぐほどの抗菌、抗ウイルス、抗癌活性作用がありながら、このような薬剤の持つ欠点がなく、逆に腸内環境を改善さす事が出来ます。そして、有用菌のビフィズス菌などを育成する要素をもち、その繁殖環境を整え有用細菌類が産生する酸によって有害菌が繁殖し難い弱酸性下に腸内環境を改善します。また、有害菌除去により同時に腸内の免疫細胞が活性化される事によって体質改善に期待ができます。

その顕著な選択特性により有害菌のみ、または、正常細胞以外の悪性細胞の死滅に活性を示す事、そして耐性菌や耐性細胞を生まない事が化学薬剤の抗生剤・抗生物質、抗癌剤に対す本品の最大相違点です。従って長期に渡り安全、効果的にご利用できます。

本品によって消化器内の有害菌除菌が可能となり消化器内環境が正常化し免疫力が向上します。免疫機能障害、免疫細胞のアンバランス、消化器が本来の機能をせずアミノ酸に分解されていない未消化タンパク質(異種タンパク質)の誤吸収によって引き起こされるアトピー性皮膚炎をはじめとする花粉症なども含む各種アレルギー疾患にも健全な消化器を取り戻す事で根本的な解決となります。
また、様々な難治化した慢性疾患の治癒、有害菌による毒素(発がん性物質など)やアレルギーの原因物質(アレルゲン)などを排除し体質改善に向け大きく影響し自然治癒力を高めることになり抜本的な治癒が可能となります。
従ってアトピー性皮膚炎はじめ各種アレルギー疾患や多くの難治性疾患を根本から治すためには消化器内に生息し有害物質を産生する有害菌類によってダメージを受けた消化器官を修復し整えることが最も重要な解決手段となります。本品はある種の菌を利用したヨーグルトやサブリメントあるいは健康食品とは大きく異なります。天然の極めて強い抗菌、抗ウイルス、抗癌活性物質です。有害菌を標的とする即効的な直接除菌によって有用菌類の生息領域を拡大する機能性があります。このことは厳格な本品の無作為サンプル抽出で得た天然メチルグリオキサール含有量試験によって明確に説明ができます。

人体の免疫細胞全体の約70%が腸管粘膜に集結し腸管は身体で最も大きい免疫器官であり、これには腸内細菌叢が大いに関連します。腸内環境が良好である事は、健康である事に等しいとまで言われるゆえんです。特に難治性の各種アレルギー疾患の抜本的な治癒など、また、昨今、問題となっているノロウイルスによる感染性胃腸炎やインフルエンザなど、腸内環境を整えることでこうしたリスクも防ぐ可能性が高まります。

本品は、完熟した(花蜜がミツバチによって充分に濃縮された状態)100%の天然生蜂蜜で通常のテーブルハニー同様に大変美味しくお召し上がりになれ、諸々の疾患の治療とその予防が可能です。薬剤をも凌ぐほどの活性力をそなえる他の食品には見られない顕著な2面性をもった純粋生蜂蜜です。天然の抗菌、抗ウイルス、抗癌活性物質として特にオセアニア、欧米の医療現場で広域な疾患に利用されています。

なお、活性強度数値が27を越すものはマヌカハニー総生産量の0.1%以内で、また、特別採取品ストロングマヌカハニー【活性強度39+】【メチルグリオキサール1142mg/kg】に至っては数年に1度といった生産しか望めない特別採取品です。このランクの生産はこれからも大変難しく採取が極めて困難で活性マヌカ生蜂蜜の活性強度数値の上限を極めたハイグレード品であり、この種のハチミツでは活性度の最高峰といえます。少量で抜群の即効性が期待できます。

日本国内や生産地ニュージーランドでも市販のマヌカハニーの活性度数は10+から20+程度の表示がある商品で占められています。しかし、それらの商品で活性強度数値表示についてその信頼性が定かでない製品も多く見受けられます。
弊社ではこれらの商品とは一線を画し、どなたがご利用いただいても活性効果が確実に実感でき、且つ即効性がある高活品から極超高活性品に至る医療専用蜂蜜のご提供をさせて頂いています。

弊社では顧客様がご注文された全ての製品について、その最もよりどころとされる活性度数値の指標となる天然メチルグリオキサール含有量試験書の送付を実施しております。
ニュージーランドを代表するヒル分析所発行の試験書、天然メチルグリオキサール含有量分析試験書及びその和訳翻訳書がお買い上げ品に同梱されご注文者へ送付される事によって活性度数値の確認をして頂いております。

ご注文品に同梱し送付される分析試験証明書の取得につきましては、最終工程の容器詰が終わった製品からランダムサンプリング(無作為検体抽出法)によって少量ずつ検出採取されたものを総合検体として分析機関に提出し分析試験の結果、弊社規格によって合格した製品のみ供給させて頂いています。そのため お買い上げ品とそれに同梱される活性度数値の信頼性は極めて高いものと自負しております。どなたがご利用頂いても表示されている活性度数値が確実に実感できる活性マヌカ生蜂蜜の特有要素である活性力(活性強度)の信頼性を極限まで追求した品のご提供をさせていただいております。

ピロリ菌除菌について

1995年より弊社顧客様の除菌成功例による本品の効果的なご利用方法としまして、スタートは活性強度数値のできるだけ高レベル品からスタートし、その後は活性度ランクを下げていく摂取方法をお薦めしています。これはピロリ菌に対する一種のショック療法として有効と考えられます。
特に活性度が極めて高く過去、現在とも弊社製品以外商品化されていない【活性強度39+】【MGO1100+】またはストロングマヌカハニー【活性強度33+】【MGO900+】は脅威的な除菌効果が期待できます。ピロリ菌に対する一種のショック的なダメージを与える事からスタートは出来るだけ抗菌活性度の強い製品をお勧めしています。尚、この製品はアクティブマヌカハニーの抗菌活性度でこれ以上は存在しない最高峰といえる製品です。抗生物質など薬剤が奏効せず除菌ができなかった場合なども含めご利用いただきよい結果を得られています。←メッセージ:197 と 戻るをクリックで前後の経過を見ることができます。内科専門医で医院長の顧客様からのご報告もあります。 ←メッセージ:195

アトピー性皮膚炎、その他の難治性疾患について

各種アレルギー性疾患については抜本的な治癒・予防にはやはり腸内細菌バランスの改善による体質改善が遅いようで最も早道です。本品の摂取・塗布は内、外面からの速効的な治癒が期待いただけます。←メッセージ:247
戻るをクリックでその後の経過を見ることができます。糖尿病や感染症による皮膚疾患(ニキビなども含む)や口内疾患、扁桃腺炎、歯周病、口臭予防などは患部に直接塗布が最も効果的です。 腸内有害菌の増加による疾患は本品利用により腸内環境を整える事によって免疫力が増し体質改善が可能で、また、風邪、流感、ウイルス性胃腸炎、院内感染など広域な疾患の治癒、予防に有効です。(純粋生蜂蜜は砂糖の糖分とは構造が異なります。ダイエットや糖尿病に関しての詳細はこちら

本品の抗がん活性について

本品に非常に高い濃度で含有される天然メチルグリオキサールは悪性腫瘍細胞を死滅させる活性が欧州、インドから報告されています。詳細はこちらをご参照ください。

ノロ・ロタ・インフルエンザウイルスによる疾患との関連性

病原体ウィルスはタンパク質の殻によって覆われ宿主細胞に感染した後、この殻を破って(脱穀)ウイルス粒子から遺伝子を宿主の細胞質に放出します。この脱穀は蛋白質分解酵素の働きによるもので殻の開裂がウイルス増殖には必須となります。従ってヒトのウイルスレセプターでもある感染部位の上気道器官には組織から分泌されるタンパク質分解酵素があり、これによりウイルスの脱穀、増殖が起こると考えられています。一方、ヒトの常在菌で病原菌である黄色ブドウ球菌などの細菌とインフルエンザウイルスの混合感染が起きると細菌類が盛んに産生するタンパク質分解酵素の作用によってウイルスの脱穀を助けインフルエンザが重篤化しやすいことも実証されています。これはウイルスの増殖に必要な脱穀はタンパク質分解酵素に依存している理由によると言われております。
弊社の極めて高い抗菌活性製品は黄色ブドウ球菌はじめ広域な細菌類が顕著な感受性(抗菌活性)を示します。また、弊社製品の活性度数値は天然メチルグリオキサール含有量との対比で算出されます。弊社製品に極めて高い抗菌、抗ウイルス、抗癌活性物質、天然メチルグリオキサールが分析試験書によって確認され、また、天然メチルグリオキサール*は強い抗ウイルス作用も学術的に認められています。弊社顧客様からは風邪、インフルエンザなどが引きにくくなった、引いてもすぐ治るなどのご報告を多く頂いておりますが、こうしたウイルス性疾患にも効果的とのご意見は上記のことから説明できるのではないかと示唆されます。

*天然メチルグリオキサールの詳細はこちら

弊社製品の安全性について

本品は薬剤ではありません。大変美味しい天然の純粋生蜂蜜です。テーブルハニーとして召し上がる事ができ、重大疾患の治癒から風邪やお子様の虫歯予防に至るまで幅広くご利用頂けます。薬をも凌ぐほどの抗菌、抗ウイルス、抗癌活性力が有りながら、化学薬剤に見られる副作用、アレルギー、ショック、他薬剤との併用による悪影響、摂取過多、菌類の耐性化や有用菌まで殺すなどといった心配や問題は全くありません。そうした事は活性強度数値の高低や天然メチルグリオキサール含有量とは何ら関連ありませんので安心してご利用できます。

※上記ご案内事項は活性マヌカ生蜂蜜研究の第一人者であるニュージーランド国立ワイカト大学教授ピーターモーラン博士より弊社へ直接のご指導によって確認されたものです。

以下は活性マヌカ生蜂蜜の研究機関であるニュージーランド国立ワイカト大学生物化学研究所ハニーリサーチセンターが定める活性マヌカ生蜂蜜の活性度ランク別数値です。

low activity medium activity high activity
低抗菌活性 8.2+~10 中抗菌活性 10+~15 高抗菌活性 15以上

さらに上記の活性強度15以上をランク付けしていくと下記の表のようになります。

high activity super high activity ultra high activity
高抗菌活性 活性強度15+~19 超高抗菌活性 活性強度20+~24 極超高抗菌活性 活性強度25以上

お買い上げ品にニュージーランド、ヒル分析試験研究所による天然メチルグリオキサール含有量試験分析書と翻訳書がご注文品に同梱されお手元に届けられます。

このように活性強度数値が特に高い抗菌、抗ウイルス、抗癌活性品は各種疾患に対し即効性があります。非常に生産量が少なく低ランク品の活性数値を上げる為のブレンド用として使われる事はありますが、国内はもとより生産地のニュージーランドおいても特に活性度の上限でもある活性強度25以上のハイランク品の入手は困難です。

弊社製品は全て分析済みです。弊社現地事業所により各ロットの検体がヒル分析研究所へ提出され同研究所により天然メチルグリオキサール含有量試験が行われ各ロットの活性強度が確定されます。その内で活性強度が弊社規格に合致した製品のみ本社向け輸出されます。
ご注文品の全てに同研究所発行の天然メチルグリオキサール含有量分析試験書複本とその日本語翻訳書類が商品と共に送付されますので顧客様はご注文品の活性強度の確認が容易にできます。
近年、活性マヌカ生蜂蜜(アクティブマヌカハニー)中に発見された強い抗菌、抗ウイルス、抗癌活性作用のある天然メチルグリオキサールの含有量試験がニュージーランドを代表とする分析所機関ヒル分析試験研究所で行われ製品グレードを確認しております。この確認方法は弊社が自信もって提供させていただく製品の検査方法で弊社以外での実施は行われていません。

弊社は早くから活性マヌカ生蜂蜜の高い治癒効力に注目し1995年より生産地に事業所と養蜂場を設け、ニュージーランドに永住権を持つ養蜂プロスタッフを常駐させ、活性マヌカ生蜂蜜の研究機関として知られる国立ワイカト大学生物化学研究所と小規模養蜂家(大規模養蜂になる程、飼育が人工的となり自然からかけ離れる)との協力により治癒効力のある活性度の高い品をご提供させて頂いております。

また、弊社がこれまで供給させて頂いている品は、一般流通品とでは比較にならないほど活性度の信頼性において優れ、ご利用の顧客様より絶大なご支持を頂いています。長年の苦痛から早期に解放されたなど、また、消化器以外の様々な疾患にも好結果が報告されています。そのほとんどの顧客様がリピーターとして20年以上継続的に購入されている顧客様も少なくありません。

マヌカハニーは最近のマスコミなどの報道や蜂蜜ブームで広く知られつつあり、多くの商品がインターネット上やデパートなどでも販売されるようになりました。
これらの商品で活性度を示すラベル表示があってもその信頼性が定かでない、または偽装表示が日増しに多くなり問題化しています。生産地のスーパーなどで容易に入手できるテーブルハニーとしてのマヌカ蜂蜜を治療用などとして、高価で売られるケースも目立つようになりました。
これらの甘味料としてのマヌカハニーと本品では品質、生産量など全く異なるものです。お買い求めに付きましてその選択には充分注意しなければならないと思います。

欧米各国ではこの蜂蜜を糖尿病がもととなる合併症による皮膚疾患などに化学薬剤では耐性菌によって治癒困難な病巣に塗布剤として利用され好結果を得ています。また、O-157などの病原性大腸菌や消化器官内の有害菌に対し顕著な除菌効果が研究機関よりグローバルに報告されています。
腸内細菌の有害菌除去により整腸、免疫細胞の強化、体質改善、美容などにも充分効果が期待できます。
本品の特長である抗菌特性は人工の化学殺菌剤とは全く異なったメカニズムによる殺菌、静菌作用があるものと考えられています。しかし、今日までその成分の単離に成功していなく、その作用機序(作用メカニズム)は残念ですが判明されていません。

一方、近年問題視されている院内感染で抗生物質が効きにくいMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や最強の抗生物質と言われるバンコマイシンさえも効かないVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)そして薬剤耐性が極限に達したVRSA,(バンコマイ耐性黄色ブドウ球菌)にも大きな抗菌活性が示され医学界の注目となっています。こうした菌からの感染予防として入院中の院内感染防止のご利用も非常に有効です。

尚、高ランクの活性マヌカ生蜂蜜は内科関係以外にも、多くの病原菌による各種疾患に対し強い効果が実証されています。特に抗生物質などをはじめとする化学薬剤に対し多剤耐性を獲得した菌に対しても大きな抗菌効果が認められ、化学薬剤では治癒でき難い疾患に効果を上げる一方でアトピー性皮膚疾患の消炎などにも利用されております。アトピー性皮膚の増悪因子として黄色ブドウ球菌の産生する毒素に注目されています。本品は抗菌活性が極めて高いことによって各種アレルギー疾患の解消にご期待にできます。

本品には人工の化学殺菌剤ではとても望めない、有用菌と病原菌の選択性に極めて優れ同時に本品に対する耐性菌はじめ副作用などが全く認められない、まさに天然の抗生物質といわれる自然界の偉大さが存在します。そして薬木であるマヌカ木の成分は蜂蜜に限らずその樹皮、根、種子、葉柄なども盛んに利用され多くの経験から何百年もの間、ニュージーランド先住民のマウリ族によって広い地域で使われ、親から子へと伝えらた民間薬として、その効能や安全性が多くの人々によって確かめられてきました。

我が国でのピロリ菌除菌について以下、新聞の掲載記事にあるように抗生物質を頼りとした除菌は耐性菌を生み出すこととなり、こうした治療方法は今後、益々問題視されるものと思われます。そのようなことからも天然に存在する抗菌、抗ウイルス、抗癌活性物質で高い活性度の活性マヌカ生蜂蜜が大きく注目されています。

また弊社の顧客様で複数回におよぶ抗生物質によるピロリ菌の除菌治療をしても、一向に快方せず(除菌に失敗⇒耐性菌)、弊社製品の利用によって耐性菌の除菌が可能となり治癒できた例が非常に多く大きなご支持を頂いております。

文責:辻 重

ピロリ菌についてのマスコミ報道▲戻る

「ピロリ」耐性菌が増大(読売新聞2002/4/22(月)全国版社会面14版掲載記事より)
保険が利く治療法は効果減

胃潰瘍の原因とされるピロリ菌に、抗生物質で死なない耐性菌が増え、保険適用されている3種類の薬の組み合わせでは患者の半数程度しか除菌できないことが東大など複数の医療機関の調査でわかった。除菌治療が適切でないと、さらに耐性菌が増える恐れもあるという。ピロリ菌保菌者は国内に4000万人といわれ、うち数%が胃潰瘍などを起こしているとされる。除菌治療は1年半前、胃潰瘍・十二指腸潰瘍患者に限って保険適用。胃酸抑制剤ランソプラゾール、抗生物質のアモキシシリン、クラリスロマイシンを併用する治療で、LAC療法と呼ばれる。これによる除菌率は従来、90%程度とされていたが、今回の調査によると東大では57%、広島大では38%とわかった。成果は、24日から北海道旭川市で始まる日本消化器病学会で報告される。

ピロリ菌のヒトへの感染、ゴキブリが媒介(読売新聞2002/11/20付け掲載記事 より)

胃がんの引き金とされるピロリ菌は、ゴキブリを媒介にして人から人へと感染している可能性があることが、京都府立医大の今村重義医師らの研究でわかった。日本人の半数が感染者というピロリ菌だが、その感染ルートについては、排せつ物から口に入るという大筋がわかっているほかは、詳しくはわかっていなかった。今村医師らは、あらかじめ雑菌を取り除いたゴキブリ20匹に、ピロリ菌の入ったエサを与え、フンの中にピロリ菌が排せつされるかどうか調べた。その結果、翌日のフンには増殖能力が十分あるピロリ菌が含まれており、3日後のフンの中でもピロリ菌は生き続けていることがわかった。1週間後まではピロリ菌の遺伝子が含まれるフンを排せつし続けた。下水道など汚物のある場所にいたゴキブリが台所などでフンをすると、ピロリ菌が食材などに付着し、人間の体内に入る恐れがあるわけだ。 今村医師は「ピロリ菌は加熱調理すれば死ぬ。生で食べる材料はきちんと洗うこと。台所や調理場も常に清潔にしておく必要がある」と指摘している。

ピロリ菌毒素が胃壁細胞はがす(静岡新聞2003/2/24月 日刊 1面掲載記事より )
岡崎国立研究機構 かいよう発症解明

中高年を中心に国内でも感染者が多いヘリコバクターピロリ菌が毒素を出して胃壁を保護する粘膜細胞をはがし、胃かいようを起こす仕組みを岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の野田昌晴教授らのグループがマウスを使って解明、24日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表した。胃かいようの原因や発症の仕組みを明らかにする成果で予防や治療に役立ちそうだ。グループは、胃壁を覆い保護している上皮細胞の表面にピロリ菌の毒素と結合する受容体タンパク質を発見。遺伝子操作で受容体を持たなくしたマウスと正常なマウスに毒素を投与した結果、正常なマウスの胃にだけかいようができた。取り出した正常なマウスの胃壁組織に毒素を加えると2日後に上皮細胞がはがれ落ちた。これらから毒素が受容体に結合すると細胞内に誤った信号が伝わり、細胞同士の接着にかかわる物質の機能が損なわれて上皮細胞が脱落。保護を失った胃壁が胃酸や消化酵素にさらされかいようになると分かった。人間の胃の細胞にもこの受容体があり、同じ現象が起きるとみられる。

ヘリコバクターピロリ菌:1980年代に胃の中で発見された細菌。べん毛を動かして移動し胃粘膜の下層に潜り込むほか、体内の 酵素を使ってアンモニアを作り、胃酸を中和して身を守る。胃炎や消化器かいよう、さらには胃がんの原因になるとされている。

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<ピロリ菌>免疫酵素利用し胃がん発生(毎日新聞2007年4月2日3時2分配信)
京大グループが解明

京都大大学院の丸沢宏之助手(消化器内科)らのグループは、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんを発症させる仕組みを、人やマウスの細胞実験などで明らかにした。ピロリ菌が、胃粘膜細胞をがん化するために、通常は免疫細胞にしかない「AID」と呼ばれる酵素を利用していたことを突き止めた。丸沢助手らは「細菌が原因でがんができる唯一の例。早期のピロリ菌除菌が胃がん予防に効果的だといえる」と話す。成果は2日、米医学誌「ネイチャー・メディシン」電子版に掲載される。ピロリ菌は幼児時に経口感染し、胃に数十年すみ続け、慢性胃炎を起こす。日本では40代以上の7割が感染しているという。胃がんでは最も重要な発がん因子であることが判明していたが、具体的な仕組みは分かっていなかった。グループは人体の免疫機能を担うAIDが、本来は免疫細胞のBリンパ球にしかないはずなのに、慢性胃炎を起こした細胞に多く現れていることに着目。ピロリ菌を人為的に感染させた胃粘膜細胞にはAIDが多く現れ、重要ながん抑制遺伝子を変異させるなど、がん化する一連の仕組みを確認した。 AIDの働きを抑制するなどの新治療法開発の道も開けそうだという。

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ピロリ菌と胃がんのメカニズムを解明…北大研究チーム
(読売新聞2007年5月17日6時56分配信)

胃の中に生息するヘリコバクター・ピロリ菌が、胃粘膜を壊し、胃炎や胃かいよう、胃がんを引き起こすことに関与するたんぱく質「PAR1」を、北海道大遺伝子病制御研究所の畠山昌則教授らのチームが特定し、17日付の英科学誌ネイチャーに発表する。ピロリ菌と胃がんの関係を証明する成果で、胃がんなどの予防・治療につながると期待される。ピロリ菌は内部にCagAというたんぱく質を持ち、胃粘膜を形成する上皮細胞に付着すると、まず注射針のようなトゲでCagAを打ち込む。 上皮細胞は互いに結合して胃粘膜の働きをするが、細胞内に侵入したCagAは、細胞結合にかかわるたんぱく質「PAR1」に取り付き、その機能を失わせる ことを確認した。

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<ピロリ菌>胃がん起こす仕組み解明 北大の研究グループ
(毎日新聞5月17日11時21分配信)

胃に存在するヘリコバクター・ピロリ菌が、胃の粘膜を構成する上皮細胞をバラバラにし、胃がんや胃かいようを引き起こすメカニズムを、畠山昌則・北海道大教授(分子腫瘍学)らの研究グループが解明した。胃がん対策に役立つ成果で、17日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。胃がん細胞の増殖は、本来はくっつき合っている細胞同士が分離しないと起きない。畠山教授らは分離の仕組みを探ろうと、イヌの上皮細胞を使って実験。ピロリ菌が出す毒性たんぱく質「CagA」を投与すると、細胞同士の接着がはがれ、バラバラになった。CagAが接着剤役のたんぱく質「PAR1」と結合し、その働きを抑えることも確認した。 細胞の分離は、胃かいようの発生にも関係している。CagAがPAR1と結合するのを防ぐ薬を開発できれば、胃がんや胃かいようを防げる可能性がある。ピロリ菌を除菌できない人に役立つとみられ、畠山教授は「研究が進めば、胃がんや胃かいようの対策に生かせるのではないか」と話している。

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ピロリ菌による消化性潰瘍発症のメカニズム。(資料: 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所)

参考文献:
1) 抗がん剤耐性の分子標的と克服へのアプローチ 東京大学分子細胞生物学研究所分子生物活性分野
鶴尾 隆 冨田 章弘 坂本 洋
2) Dー乳酸を生ずるメチルグリオキサール経路の生理化学的意義  岡山大学学位論文要旨 岡山大学大学院自然科学研究科 薬学博士論文
3) グリオキサラーゼI活性を阻害するアポトーシス誘導剤 株式会社理論創薬研究所
田沼 靖一 吉森 篤史 特許出願番号 特願2004-282855
3) キノロン系の作用機序と耐性機構研究の歴史 
平井敬二 杏林製薬株式会社 創薬研究本部
4) MRSAとは 平松 啓一 順天堂大学医学部細菌学教室
5) 高度バンンコマイシン耐性MRSAの出現 平松 啓一 順天堂大学医学部細菌学教室
6) 新規ケトライド系抗菌薬の細菌学的検討 井上松久 北里大学医学部微生物学・
7) 生体膜で働くプロトン駆動のナノマシン 【組織化と機能領域】 野地博行 大阪大学産業科学研究所 
8) F1モーターはどうやってATPのエネルギーをトルクに変換するか? 野地博行 大阪大学産業科学研究所
9) 近代遺伝学の流れ 黒田行昭 裳華房
10) 抗生剤耐性獲得機構 Akimichi Tatsukawa 2005-11-19
11) ラット灌流肝のエネルギー代謝に対するサルチル酸の影響 日児誌
12) 細菌のⅡ型トポイソメラーゼ阻害薬のスクリーニング法の開発と新規Ⅱ型
トポイソメラーゼ阻害薬の作用機序の解析 小山田義博(博士論文)
13) 微生物学講義録 前国立感染症研究所長 吉倉 廣 
14) Albert Szent-Gyorgyi, & Laszlo G. Egyuud (1968). 
Cancerostatic Action of Methylglyoxal. Science, 160 (3832), P1140.
15)“微生物学講義録”前国立感染症研究所長 吉倉 廣
16)“キノロン系の作用機序と耐性機構研究の歴史”平井敬二 杏林製薬株式会社 創薬研究本部
17) "糖尿病合併症の進展予測物質を同定" 小川 晋 東北大学大学院医学系研究科
18) Albert Szent-Gyorgyi, & Laszlo G. Egyuud (1968). 
Cancerostatic Action of Methylglyoxal. Science, 160 (3832), P1140.
19) Albert Szent-gyorgyi (1977). The living state of Cancer. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 74, 2844-2847.
20) Atrott, J., & Henle, T. (2009). Methylglyoxal in Manuka Honey- Correlation with
Antibacterial Propeties. Czech Jornal ofAgency Food science,27, 163-165
21) COT Secretariat Food Standards  Aviation House 125 Kingsway London
22) Dipa talukdar, Subhankar Ray, Sanjoy Das, Ashok Kumar Jain, Arvind Kulkarni, & Manju Ray (2006). Treatment of a number of cancer patients suffering from different types of malignancies by methylglyoxal-based formulation: a promising result. Cancer Therapy, 4, 205-222.
23) Joseph F. Borzelleca Toxicology & Pharmacology, Inc., 8718 September Drive, Richmond,
VA 23229-7319, USA,
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First Institute of Biochemistry, Budapest, Hungary
25) Stephen a. Christensen (2008). Is Manuka Honey Safe? retrieved March 11, 2010,
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28) Wikipedia Foundation, Inc., (2008, March 24). Methylglyoxal pathway. retrieved March 11, 2010, from http://en.wikipedia.org/wiki/Methylglyoxal-pathway

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